すっかり夏真っ盛りですね

・前回の投稿から何と二ヶ月……ウウッ。これではブログを開設した意味がないじゃないか……。
・ここ最近、小林原文さんの『オメガ7』にはまっています。けっこうえぐい描写もあるのですけれど、迫力ある戦闘場面の描写や細かなディテールの書き込みが素晴らしく、特殊部隊に興味のある方にはぜひ一読されることをお勧めしたい作品です。あと、キャラクターの造形が人を食ったもので、キャラ同士のかけあい漫才には笑わずにはいられません。
・あともう少しで『アジョシ』が公開だ……絶対に観るぞ……近所の映画館ではコヤ掛けしてくれないけど……何か『96時間』の焼き直しみたいにも思えるけれど……そんなことはどうでもいい、待ってろよアジョシ!必ず観にいくからな!アジョシいいいいい!
松田優作氏が偉大な俳優であることに異論を差し挟むつもりは全くないが、それでもぼくはひとつだけ文句を言いたい。松田氏の、伊達邦彦に関する解釈には納得できない。あれではただのアブナイ兄ちゃんである。できれば、もっと優雅に演じて欲しかった。
・『硫黄島からの手紙』を観て、戦争の狂気と悲惨を伝えるのに、究極的に言葉はいらないと確信した。ただ、ひたすら情け容赦のない映像を見せつけることが、最も有効な手段なのだ。余計なドラマは、戦争の実像から人の目を背けさせてしまうだけである。そして、そのストイックな姿勢が、これまでの日本映画界に欠けていたものだったのではないかと思う。
もう、安直な悲劇は要らない。必要なのは、吐き気を催すほど生々しい戦争のリアルだ。